【チェック】~その3~
「自社にとっての懸念される脅威を把握しているか?」
昨今、ニュースや新聞では地震だけでなく、火山の噴火や大雨などの自然現象によって大規模な災害が引き起こされるケースが多く見受けられる。これらの現象はなにも特定の地域だけで起こるのではなく、今や日本全国どこでも起こる可能性があるのだ。
それでは「自社」にとって懸念される脅威とはどのようなものが考えられるのか?たとえば、震度6強の地震により事務所が全壊した、あるいは大雨により河川が氾濫、堤防が決壊したことにより工場が浸水した。結果として、事業所が使えず仕事ができなくなる。これらのことは万全な備えをとっていたとしても起こりうるものである。
ここでよく誤解されるのが“脅威”と“リスク”の違いである。多くの人は混同されるので簡単に違いを説明する。
まず“脅威”とは事象そのものである。端的には地震や火災、風水害など「目に見えるもの」である。最近では新型コロナウイルスのような感染症、そして、サイバー攻撃などもその範疇である。
一方“リスク”とは、ある事象が発生してそのことによって起こる被害やその程度である。特にBCPでは“事業が中断するほどの被害”を指す。たとえば、地震により建屋が全壊した、新型インフルエンザにより出社できる従業員が減少したなど。
できれば自社にとって考えられる限りのリスクを挙げてほしいが、会社単独ですべてのリスクに対応するのは経営資源(人、もの、資金など)が限られていることからきわめて難しいだろう。そこで、自社にとって最も重要と思われるものから優先順位をつけて3つ挙げてみる。
ただし、事業所が複数ある場合は立地条件により想定される事象も異なるので事業所ごとに考えてみることが必要だ。

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